†蝶鬼鈴†



「はぁ。」


「おい、総司。何ため息付いてる。お前の問題でもあるんだぞ。」

って土方さんに言われなくても、それくらい分かる。

「まさか、静乃ちゃんがそんなことするわけ。」

「でもよ、最近。静乃ちゃん、おかしかったよな…」



「なぁに、皆言ってるの。今まで静乃ちゃんの何を見てきたの。」

僕がそう口にすると、驚くように。皆、こちらを見てくる



そりゃそうかな。
僕が、女の肩を持つなんてさ。