「おい。総司。」

後ろを向くと、いつもに増して眉間にシワを寄せている土方さんがいた。



「なんですか?今、忙しいんですが。」

止められたことに、苛立ちを隠せない。


『そうか、わりぃが。今すぐ幹部室にこい。問題が起きた。』

すぐ、彼女のことだと分かった。


こればかりは、断れない。


僕は、無表情のまま土方さんの後に続いた。