「あ…ぁの、ここは?」
震える声で女の子は喋った。
よく見てみれば、対して私と年は変わらないな。
って、かわいい…し、
「ここは、新撰組の屯所だよ。もう体は大丈夫かい?」
優しい声で近藤さんが言ったが。
まだ怯えているようだった。
「おい!お前。名前は?」
怖い顔をした土方さんを見てかいっそう。
怖がってしまっていた。
『土方さん!!!怖がっています。』
私は、急いでフォローする。
もぉ、もうちょっと優しくできないのかな。
「……はぁ。名前を教えてくれ。」
ため息混じりに、今度は優しく?聞いてくれた。
「……………………」
しかし、女の子はなにも言わない。


