クロと私とピアノと歌。

「クロ?クロ大丈夫?」

クロを抱いたまま私は話しかけた

「…にゃあ…」

今にも消えてしまいそうな声でクロは、私の問に答えてくれた。

「クロ…。あのね。あのね」