この薄暗い部屋に、

もう何日いるんだろう・・・


ちゃんとした食事をし、

寝るところもちゃんとある。


正直、

人質である自覚がまったくわかないでいた。



コンコン。

ドアをノックされ、

私の返事とともに、


ドアが静かに開いた。



「なんか用?」


「ほら・・・」


手渡されたのは、

…プリン?


私は、ミキヤを見つめた。


「ここにいるだけじゃ、暇だろ?」


「私は、お客さん?」

私の言葉に、ミキヤがクスッと笑った。