琴美の家の前。

家には誰もいなかった。

・・・

琴美は母親と出かけたのか?

・・・

オレの心配し過ぎなのか。

そんなことを考えていると、

携帯が鳴りだした。


・・・

知らない番号。


「もしもし」


「ハロー。お元気?」


「…ミキヤ」


「今頃、琴美を探してるんじゃない?」


「・・・なんで?!」


「オレは、あんたの行動が読めるんだよ」


「…琴美はどこだ?」


「オレの秘密基地」