勇気を出して尚輝の髪の毛に手を伸ばす…。
あとちょっと…!!
「なぁ……って、何してんだ?」
「へぇっ?」
あとちょっとの所で尚輝が振り返ってあたしを見た。
その拍子に花びらは飛んでいってしまった。
「………その手、なに?」
「………ぇ?って!!前見ないと危ないってっ!!!」
「いいから答え…うわ゛っ!?」
いってるそばから土手に落ちそうになった…。
心臓が止まるかと思った…。
……花びら、取りたかったな…。
ガッカリしてるあたしに尚輝が心配そうに見つめていたなんて気づきもしなかった。
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