「尚輝ぃー」 「ん?」 「…………」 春の暖かい風があたしの顔を霞める…。 あたしは、尚輝が好き。だからかな?高校まで追いかけてしまってる…。 「ん?どした?」 「え?」 「いいかけて止めるのは止めろよな。気になるだろ」 「………な、尚輝はさか、か彼女とかいるの?」 「……、……は?」 尚輝の目にはあたしはどんな風に映ってるのかな… なんで好きになっちゃったんだろ…。