家に帰って部屋でゴロゴロしてたら、俊がやってきた。

「ち、ちょ、ちょっと!ノックしてよね!」

「何今更慌ててんだよ。昔は一緒に風呂まで入ってたじゃねぇか」

「そうだけど…もう!」

「はいはい、そんな怒るなって。ごめんな?」

俊が私の頭を撫でた。
頭を撫でるのが俊の癖。

その度にきゅんとしちゃう。

本人は全く気づいてないみたいだけどね。


「今日絢の家で飯食ってっていい?」

「多分いいと思うよ。お母さんに聞いてみて」

「ん。」

俊はそれだけ言って部屋を出てった。