教室と前のドアの所に俊が立ってる。
私は急いで帰りの支度をして俊のもとへ向かった。

「絢、遅い」

「ごめん~」

俊のこの髪型好きだな~
無造作だけど、軽くセットしてある髪型。

これはモテるわ、と思わせるかっこよさ。
こんなかっこいい俊と私なんかが隣にいていいのかな?

「おい、朝から元気ねぇけど何かあったか?」

「ううん、まだ高校生に慣れてないだけだよ」

俊のことで悩んでるなんて絶対言えない。
言えたらどんだけ楽かなんてわかってるけど、関係を崩したくない。


でもいつかは言いたいなぁ…