「俺、あいつらに説明しとくよ」
「…ああ、頼んだ」
説明って…何を?
私がひろ姉の妹やって事?
それで…誤解が解けるのなら。
お願いします、と願いの込めた目でガクさんを見詰めると、ガクさんはえくぼを出して微笑んだ。
頼りになる人やなあ…。
雅さんも頼りにしてるっぽいし。
雅さんに腕を引っ張られながら中に入ると、案外広いシンプルな部屋。
シックなカーペットの上に、大きめのテーブル。
灰皿やら雑誌やらが無造作に…。
テーブルの隣には黒のソファが5つ。
ソファ多いなあ…(笑)
テレビもあるけど点いてへん。
ココには誰もおらへんのか…。
「座ってな、飲み物持ってきてやるから」
「あ、おおきにありがとうございます!」
何だかんだで気を遣ってくれる雅さんに笑顔で答えると、雅さんは目を見開く。
あ、あれ?
何?
片手で顔を隠しながら、プイッとそっぽを向いて部屋から出ていってしまった。
何なんですか!?
人がお礼言っとるっちゅうのに…。
