首輪で繋がれたお姫様





「俺等がいつもいる所。そこなら大丈夫だよ」







いつもいる所…?
クラブとかかな。

ちょーっと危ない気もするけど…。


ガクさんの優しい微笑みが嘘をついているように見えへん…。

ガクさん恐るべし。

今までその笑顔で何人の女の子を落としてるんやっ。






「ひな」

「…あ、はい!!」

「行くぞ」






そう言った雅さんと、ガクさんに挟まれて歩きだす。



すごい身長差…(笑)

まわりから見たらすごいんやろうなあ…。

こんな記号→凹みたいに見えるんかな(笑)


間に挟まれると緊張するー!!

…なんて考えていると






「ひなちゃん」




と、左からふいに声をかけられた。