イチゴミルク

『…。ひなた…。』

懐かしい声…
どうしてあの人の声が…?

あぁ…そっか…夢か。
そうだよな…あの人が帰ってくる訳ない。
心のなかではわかっているのに夢にでてきてしまうのは…

心のどこかで求めているからなのかもしれない。

あの人に触れたくて

あの人を感じたくて

とにかくあの人に会いたいと願った。


…母さん。

中学2年になった春、突然僕と父さんを残して消えた
たった1人の僕を生んでくれた人。