はやくおわんねーかなー 無理だろー 誰も手、あげねぇし。一ノ瀬も興味なさ気だしさー 静まり返った教室に、ボソッとそう呟く一番後ろの男の子。 運悪くその言葉は私の耳に届き ジワッ…と目頭が熱くなる。 私だって やりたくてこんな仕事、やってるわけじゃないのに… 挙句の果てには、頬杖をついて寝る人や 興味がなさそうに 視界が涙でぼやけ、今にも零れ落ちそうなとき 「喫茶店とかでいーんじゃねぇの」