ど…どうしよう 自分から聞いた人が意見を出すなんて、おかしいよね… それ以前に、やりたい出し物なんて考えたことがなかったし…… 助けを求めるように一ノ瀬くんの方を振り返るけれど 何事もないように、ただポケットに手を突っ込んで黒板にもたれかかっているだけ ……どうして? 無理やり私を実行委員にしたのは、一ノ瀬くんなのに 私は、“ただの”雑用係なの…―――?