いっ息が!!耳に…っっ!! ‘そのセリフ、さっきも聞いた‘ 耳まで熱くなるのが、自分でも分かるくらい。 恥ずかしい…っ ぎゅっと目を瞑ると、また口を開いた。 「早く探せよ。」 「はっはひ…っ」 そう答えると、いきなりぱっと腕を離された。 途端に、ぐらっと体が傾く。 「ひゃっ…!」 声をあげると同時に 床寸前のところで体がとまった。 「………」 ――― ――――― ―――――――― ………あれ? …痛く……ない…?