「持つ。」 「えっあっ!いいです!大丈夫ですっ・・私、持てるので・・!」 慌てて手をふりながら否定すると、おもしろくなさそうに睨まれた。 「俺が持つって言ってんの」 「・・へっ?」 「素直に感謝でもしとけよ」 えっと・・ 親切で持ってくれたってこと・・? 「あっありがと・・う・・ございまっ・・す」 今まで男の子に親切にしてもらうことなんてなかった。 地味で暗い私は、誰からも話しかけられることなく いつもクラスの中心で楽しそうに話しているのは、可愛くて派手な女の子。 だから―――・・