「ねー。」
「どーした?」
「大好きだよ!」

あたしの名前はまゆ。彼はりょう。出会いは小学生で中学生の頃に付き合ってからずっと腐れ縁で別れり付き合ったりしてる。
今あたし達は高校生で学校は違うけど、それなりに上手く言ってるつもり。


「聞いてー今日あいつがさー!」

あたし達は親友みたいにばかみたいになんでも言い合える仲だし、だからこそ喧嘩も絶えない。周りは呆れて、「どうせ戻るでしょ。」としか言わない。でもあながち間違っていないのが悔しかったりするんだよね。


ある日の夜中、二人で語り合ってた。
「ねー?結婚してくれる?」


あたしは、今までりょうにそんな事言われた事がなくて、何年って仲だけど意識した事すらなかった。

「いきなりどうしたの?」


あたしは呆気に取られてそれしか言葉が出なかった。

「子供は2人で、名前はねー、」


りょうはあたしを気にせず話を続けた。あたしは何も言う事が出来なくて、りょうが一通りの未来予想図を語り尽くした後、また聞いた。

「本当どうしたの?」


りょうは心なしかあたしには悲しそうに見えた。けどすぐにいつもの笑顔で「愛してる」