「ごめんね。びっくりさせた?」 道具を運んでる途中、先輩がいきなり喋るから、 ビックリして、持ってるものを落としそうになる。 「い、いえ。嬉しかったです!」 「そう?ならよかった」 そしてまたあの王子スマイル。 やめてください、それを見ると何も考えられなくなっちゃう気がする。 …って、あたし、先輩と喋ってる!!? あの、憧れの樫原先輩と。