「今日は、まず担当の競技を決めたいと思います。」 実行委員長の司会で会議は進んで行く。 でも、あたしの頭の中はさっきのことでいっぱい。 司会の話なんて聞いてられない。 「おい、高槻!たーかーつーきー!」 「あ、はい!」 咲斗に体を揺さぶられて我に帰った。 会議は? 周りを見渡すともう人はいなくなってる。 「おい。もう会議終わったなに寝てんのお前」 あたし、寝てたの!?