只でさえ、知っている道でも迷子になるのだ。


そんな私が、この学校で迷子にならないのは奇跡に近いだろう……。



──────────………。



まぁ、とりあえず校舎に向かわないとねっ!!


そう思ったのはいいけれど、案の定迷子になってしまった私……。



「一体ここはどこなのーっ!?」


だいたい、こんなに学校を広くするのがいけないのよ!!

何て文句を並べていると……。



「君、大丈夫??」