カーテンを小さく開け椎名はこちらの様子を高笑いしながら見ている。
私が軽くその方向へ睨むとカーテンを閉められた
「ね~俺のとこで一緒に話さない?」
どうやら他校から来た男子一人にいきなり捕まったらしい…
「あ、はい」
いつもみたいに断るわけにも行かず、渋々同じ席についた。
「俺が優でこの無愛想なのは葉月な?」
優という人は誰が見てもいいイメージを持ちそうな明るい男の子
対照的に葉月という男は見るからに無愛想で笑顔一つ見せずぶすっとしている。
「うん、私は…「もうでねぇ?」
あたしが自己紹介しようとした所で葉月という男が口を挟んだ

