「これで少しは私に感謝してよ?諒くん!」 「………」 「彬と彬パパのお願いじゃなかったら、美冬だってワザワザ転校なんてしないんだから」 「…………悪い」 ッ!! ったく、相変わらず口が減らねぇ女。 年下のくせに、なめた態度しやがって。 彬の女じゃ無かったら、ゼッテェ…口聞かねぇのに。 ってか、俺には“女”は要らない。 ―――――――――アイツ以外は。