俺様の運命の女神



俺が覚悟を決め、目を瞑り息を止めると!!


「スト―――――ップ!!はーい、そこまでねぇ~~」


間一髪で助かった。

彬がファンの子らを宥めて。


「遅ぇよ!!」

「文句言うな!帰るぞ?」

「あっ、悪ぃ……ゴメンって」


彬は“仕方ねぇなぁ”といった感じで苦笑い。

俺にしたら、この状況が打開できるなら何でもいい!!


「久世くん!!この写メの子誰!?」

「そうよ、そうよ!!」

「今まで私達…ずっと我慢して来たのに…うぅっ…」