俺様の運命の女神



「まぁ、かなりギャップがあるから今まで通りの格好で学校に来てくれたら、あの子はスルーされるだろうな」

「そういうもんか?」

「ってか、お前自分の心配しろよ」

「あぁ」

「つーかさ、諒。何でお前、あの子って分かったんだ?女の顔とかイチイチ見ないだろ」

「は?……う~ん、匂い?」

「はぁ?匂いって…お前、犬かよ」

「ッ!!悪いかよ」

「ハハハッ…別に。これもある意味“運命”ってヤツだろうな」

「………運命ねぇ…」


彬は腹を抱えて笑ってる。

マジでムカつく。

けど、今の俺はそんな事より

明日が気になって……。