「諒、おはよう」 「はよ」 校門前で親友の久世彬(くぜ あきら)と合流。 彬は理事長の息子で、俺の秘密を知る唯一の男だ。 「キャァ――――ッ!!諒様と彬様ぁ~!今日もカッコいぃ~」 「「おはようございまぁ~す」」 「おはよう」 女子生徒が毎日、煩く騒ぐ。 俺は完全無視するが、彬は丁寧に笑顔で挨拶。