♪ ♫ ♪ ♩ ♪ ♬ ♪ 「あの、すみません……あの…」 俺は肩を揺らされ、起こされた。 いつの間にか寝ていたらしい。 俺は目を開けると――― 「起こしてすみません。私もう帰りますが、まだここにいますか?」 俺は窓の外を見て薄暗くなっていることに気が付いた。 結構寝ていたらしい。 「いや、俺もそろそろ帰る」 「私、カギを掛けるのですが…。あの、いつもどこから入られるのですか?」 女が不思議そうな顔で聞いてくる。