一先ず、ベッドへ寝かせて…。 「諒、悪いけどリビングで待っててくれる?」 「はっ?」 「風果ちゃんの服を着替えさせるから」 「あっ…」 「制服じゃ、ゆっくり休めないわ。雪のを着せるから下で待ってなさい」 「……あぁ」 俺はリビングへと下りて、母さんが来るのを待った。 すると、母さんは慌ただしく… タオルを濡らして再び、2階へ。 風果は大丈夫なんだろうか? あんなにも辛そうにしてたけど…。 何かしてないと落ち着かない。 俺は温かい紅茶を用意し始めた。 すると―――――、