「あの……先輩」 「ん?」 彼女が少し潤んだ瞳で見上げて来た。 「その……先輩は、私が唯一触れられる女だから…そばにいろと?」 「へ?」 「えっと…その……先輩は…私の……こと…を…」 「ッ!?」 はっ!?しまった!! そうだよな……。 普通なら『好きだ』と告白して 付き合ううちにその先を考えるものだよな? 俺は何を言ってんだ?! 今まで、自分のこんな気持ちや体質の事を 誰にも話した事なくて… テンパリ過ぎだろ……俺。 困惑の表情を浮かべる彼女に、