「ここなら、落ち着くだろ」 「はい!!」 満面の笑みを浮かべる風果。 ドクドクドクドクッ… 突然、暴れはじめる俺の鼓動。 彼女の笑顔は恐ろしいほどの威力。 俺は旧図書室の中へ入って行く 彼女の後ろ姿を眺めながら大きく深呼吸した。 鎮まれ~…俺の心臓。 落ち着け~…大丈夫だ……諒。 心の中で必死に唱えながら彼女の後を…。 それぞれ読みたい本を選び、 風果はヒーリングのCDを流し始めた。 2人で窓際のソファに座って…。 暖かい陽を浴びながら、 心地良い静寂に包み込まれた。