彼女がテーブルにカップをおいて。 「先輩、今日は急にどうされたんですか?」 「ん?あっ、これ母さんから」 「え?」 「最近、俺んちに来ないから心配して…」 俺は母さんに頼んで用意して貰った 夕食用のお弁当をテーブルの上に。 驚いている彼女に……。 「最近、旧図書室にも来ないんだな」 「えっ?」 「もしかして、この間のヤツが原因か?」 「……別にそんな事は…」 「じゃあ、来なくなった理由は?」 「………」 彼女は困惑の表情を浮かべた。 俺の目を見るものの、 何も話そうとしない。