冬眠から目覚めるように、重い身体を起こすと !!!!!!!! 「うぅっ……」 鋭い痛みが全身を駆け巡ると同時に 「せっ、先輩!!」 勢いよく彼女が抱きついて来た。 一瞬の出来事で何が何だか分からない。 辺りを見回すと、病院らしき事は理解出来た。 左腕に点滴が刺さり、左足は何かで固定されてるようだ。 「おっ、おいッ……」 「よ、良がっだぁ~……」 「おい、泣いてんのか?」 「な、泣いてなんて……」 「泣いてんだろ」 彼女はポロポロと大粒の涙を零している。