俺はいつもの窓際ソファでなく、アイツがいるカウンター近くの机に向かった。
彬から教わった通りに…
鞄の中から勉強道具を取り出し、勉強を始めた。
暫くすると、本を読んでいたはずのアイツが
いつの間にかすぐ横に立っていた。
「先輩?テスト勉強ですか?」
「ん?………まぁそんなとこ?」
俺のノートを覗き込んで…
「凄―――い!!ノート、綺麗に取ってるんですね?」
「そーか?」
「もしかして先輩って……勉強、得意ですか?」
「別に得意ってワケじゃねぇが、今の所…1番?」
「へ?………学年で?」
「あぁ」
「凄ぉ~~~~い!!」
俺の目の前でピョンピョン跳ねてる。
そんなに凄いことか?



