君の全部が大好きで

あれから2週間。
椿とトイレに行ったとき、
朔ちゃんたちがいることに驚きながら個室にはいる。
話し声が聞こえる。
「朔、翔君とどぅ?」
「んー。思った以上につまらへん」
「どういうこと?」
「やぱ、好きな子をずっと見てるよ」
「まじかぁ。どうするん?」
「あんな奴なんていらなぃ」
ぶっちーん。キレていいよね?
何にも聞いてなかった振りをして出て行き
手を洗って・・・・・怒り狂う。
「朔ちゃん、今の話本当?」
「人の話聞いてたの趣味わる」
「趣味がわりぃのは、どっちのほうなんだよ?」
「なんのことよ?」
ばっちーん。廊下じゅうに鳴り響いた。
翔がとんできた。
「何しとんねん」
「朔、なんもしてないのにぶたれた。」
よく、言うよ。性格わりぃのはてめぇだよ。
ぶたれたほっぺをなでる翔。
「朔に何してんねん」
「うるせぇな。てめぇの女がてめぇの・・・・」
「なんやねん、つづけてみろや」
「うるせぇ」
先生まで来てウチは、生徒指導課行き。
椿は、最後までウチの事を話してくれたけど、処分をくらう。
お母さんたちには、悪いことをした。
あたまには、家族の事しか頭になかった。
帰り道、母さんと椿と帰った。
「お母さん、ごめんね?」
「いいよ、あんたが悪いことしたわけじゃないのに」
「ありがとっ」
うちは、無期限休学。
椿は、ここでいいと近くの公園でバイバイした。