☆初デート大作戦☆



「どうすればいいんだよぉー」
「知らんわ、そんなもん」
「椿ちゃん、冷たいー」
「つめたかないわ」
「じゃ、かんがえてよぉー」
「いや、脳みそいくらあっても足りないの」
「えーけち」
「あっっ!!初デート大作戦だ!!」
「なんだそりゃ?」
「初デート、何処行くのよ?」
「わわわわかんない。」
「何、初デートって聞いてあわててんのよ?」
「だってー。縁なかったしさ」
「ばかだね、」
「でしょ?」
とか言いながら、二人で笑いながら話してた。
授業が始まっても、結局は初デートに舞い上がり
ノートは真っ白。先生には怒られる。
ついてなかったけど、初デートを考えると気分が高まった。
翔に聞かなきゃ。初デートは何処にいくんだろ。
あー。女の子っぽい服あったかな。
「翔、土曜日何処いくん?」
「水族館とか久々にいきてぇな」
「そか。了解!!」
2人で行くのは水族館か!昔は迷子に2人でなって
母さんたちが心配したな。
さっそく、母さんにお金と服と相談しなきゃ。
「なぁ、玲。」
「ん?なに?」
「何で、朔の事俺に黙ってたんだよ」
「特に意味はないね」
「じゃあ、なんで人の気も知らないくせにみたいなこと言ってたんだ?」
「いつ?そんなん言ったっけ?」
「覚えてねぇならいいよ、気にすんな」
「うん」
なんだ?ウチ、なんか言ったっけ?
んま、いっか。