「いや、もうやめて。いやいやいやいやいやいやいやいや・・・。」



「莉子?」



「聞きたくない。ヤダ。」



「聞いてくれよ。今日だけは。お願いだから」



黙ったまま腕をずっと傷つけてた



一箇所に血が出ると他の場所へ



全然痛みを感じない。



「俺、信じてもらえないかもだけど

莉子のこと好きだよ。

だから・・・」



春希の手が止まった



私の手に触ったからだ。