夢だと分かった私は、さっきまでと打って変わり、変に落ち着いて目の前の女性に「こんにちは」と挨拶。

セクシーな女性は大きなため息をついた後「こんにちは」と返してくれた。

「ねぇ。なぁにその服。」
そう言うと私の頭から足の先まで視線を流す。

夢の中の私は、部室に居たときと同じくセーラー服。胸元にはお気に入りの大きな赤いリボン。
紺と赤のチェックになったスカートも、気に入っている。もちろん膝上までばっちり切って……

校則違反の塊。


「えっと。制服ですけど…」
とりあえずそのまま返事。


女性はまた大きなため息をつく。


「そんなの見りゃ分かるわよ。あなたもしかして中学生……?」







ちょっと!

それはないんじゃない!?そりゃ周りの子よりは少し背は低いけど……一応社会人一歩手前なんですけど!!


「こ・う・こ・う・さ・ん・ね・ん・せ・いデス!」

一字ずつわざと間をあけて答えた私はかなり強気モード。

そんな私の言葉はどうでもいいように
「冗談じゃないわよ…」
と女性は頭を抱えてしまった。


それは、私が言いたい台詞!!