扉は堅く閉まり、ドアノブも見あたらない…。 目を凝らしてみると文字のようなものが刻まれているようだ。 「ちょっと!勝手にうごいちゃだめじゃない!」 いきなりの声にびくっと体が硬直する私。 空間の隅にうっすらと明かりが灯り、女性が立っている。 赤い髪が背中までまっすぐ綺麗に伸びでいて、胸元が大きく開いた大胆な服…そして真っ赤な切れた瞳の女性はかなり怒った表情でこちらへと向かってくる。 なぁんだ。私ってばまだ寝てるんじゃない。 夢の中でも、怒られるなんてほんと今日はついてない…。