「ちょ、ちょっと待ってください!!!!!!」



気づけば私は、彼女さん達を呼び止めていた



「はぁ?何」


あきらかにいらついた表情を見せている


「あ、あのさっきの会話....どうゆうことですか!?」

「は?何あんた、誰だよ」



怠そうに髪を触りながら
キッと私を睨んでくる先輩達


でも...


先輩が侮辱されてるのを見過ごせない...!



「岸川先輩...あなたのことすっごく大好きなのに、あんな言い方ひどいです!!」

「それがあんたとなんの関係があるって言うの?綾斗があたしのこと好きってことぐらい知ってるからぁ。あいつ、あたしにゾッコンだからあたしが何したって許すんだよ?がちウケる~!!」

「莉菜、もうこんな子ほっといて帰ろー。早く準備しなきゃ」



きゃははと笑いながら帰ろうとする



「ま、待ってくださ....!!!」



帰っちゃう...!!


その時、私の横を通り過ぎる人の気配がした




え......?







「なんなんだよ!離せ.....あ....あ...やと...?」