ぐるんぐるん頭中でいろいろ考えてると、竜ヶ崎さんと目が合う。 無言で見つめ合ってると、竜ヶ崎さんがため息をついた。 「俺はそんなに老けてるか」 「え!?」 え!?何で!? 声出てた!? いや、そんなはず…。 もしかして…。 「竜ヶ崎さん、エスパー何ですか…?」 「…は?」 だって、考えてることが分かっちゃうなんて、そんな。 そうに決まってる! 竜ヶ崎さんはキョトンとしてから、ふっと笑う。