「どうしたの?」
「えっ、あ、な、んでもないです」


花花のことを考えてたら、難しい顔になってたらしい。

てゆーか、さっきから緊張しすぎて噛みまくってる…。恥ずかしい。


「そーっらちゃん!」
「はいっ」
「前後だし、花花だし、仲よくしよー!」
「あっ、はい!よろしくお願いしますっ」


ゴンッ


勢いよく頭を下げたから、おもいっきり頭が机に当たった。


「い、たぁ」
「だ、大丈夫?」
「はい…」


心配そうにあたしをみてくれるひなのちゃんにヘラッと笑う。

その時、今度は隣の席の椅子を引く音がした。

横を見れば、綺麗な金髪の男の子。

きれい…。


「おー、ハル」


綺麗な金髪に見とれていると、ひなのちゃんが男の子に向かって声をかけた。


ハル、くん?って、言うんだ。