「ハハッ、そーだな」
「…」
てっきり、幼なじみは関係ねーだろ、って言われると思ってたからポカンとしてしまった。
ヒカルはそんなあたしの顔を見て、ピンッとデコピンで攻撃してきた。
「いったっ!!」
「なに口開けてアホ面してんだ」
「なっ、そんな顔してないわよ!」
そう言うと、ヒカルは笑ながら、着替えてリビング集合なと言って部屋に入っていった。
着替えてリビングに降りるとすでにヒカルはいて、あたしのボードを抱えていた。
「おせーよ」
「ごめんっ」
けっこう急いだんだけどな…。
「行こーぜ」
「うん。って、ヒカル持つよ!」
あたしのボードを抱えて外に出ようとするヒカルに手を伸ばす。
でもヒカルは完璧スルーして歩き出す。


