秘密クラブ



大我とたわいもないことをしゃべりながら教室に着いた


席に着き、大我がいなくなるのを見計らって
例の手紙を読んだ


『古賀君へ

いきなりこんな手紙を出してすいません

どうしても古賀君に伝えたいことがあります

今日の放課後、一人で第二音楽室まで来てください

来てくれるまで待ってます』


綺麗な字でそう書いてあった

これは…真剣なラブレターだ‼
どんな子だろう
一日は始まったばかりで放課後になるのが待ち遠しい
早く会いたいな

こうして僕の長い長い一日が始まった