ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーー
放課後、
僕は第二音楽室へ向かっていた。


第二音楽室がある旧校舎は誰も使っていなく、
少し肌寒い。


それにしてもここの学校、幽霊の類がいなくて落ち着く。


なんで僕が10月という季節はずれの転校をしたかというと、
前の学校は幽霊がいすぎたからだった。


まぁ、
そのおかげでいきなり幽霊が現れても
平然としていられるようにはなった。


第二音楽室へある3階への階段を上りきったとき、
まっすぐ続く廊下のつきあたりに
僕はありえないものを見た。




「………と、父さん…」