『サボテン/by.沃』


僕は 渇いています
僕は 望んでいます

砂漠みたいなキミがくれる
一滴の 気まぐれな水(愛)

そうしたら僕はそれを大事に抱き締めて
刺を張り巡らせて守ります

だから

だから ねえ、キミ
渇かない内に また
僕にキミの水(愛)を下さい

―‐それは小さな
  サボテンの呟き

僕は 渇いています
僕は 望んでいます

砂漠みたいなキミがくれる
一滴の 気まぐれな水(愛)