雨の中、 あやしく光るような白く丸いもの。 本物か、 はたまた割れてしまうのか、 導かれるかのように ソレを叩いた。 その、 代償が、コレだ。 余計なことをしなけりゃよかった。 あれは本物かソレともそっちの物か。 そんなざらっとした好奇心で 思わずソレをたたいたことを 心の底からシンは後悔した。 シンはテーブルに座る 変なテルテルボーズらしきものを 一瞥すると、大きくため息を吐く。 「で?なに?おまえ」