「ココではこんなに力が回復してはダメなんだ。
 場所が特定される。」

「パンダ。何の話だ?」

「シン、いいから 聞けって。」

大きくなったパンダは、ゆっくりと床に足を付けた。
シンは、ふと違和感を覚える。

「なんか…パンダかわったか?」

「あーー。うん。」

こういうこと。といいながら、投げ出されたコンビニの袋から、
トマトジュースを取り出し、

パンダは自分でソレを持ち上げ、
自分で開けて、ごくん。と飲み込んだ。


「え??」


先ほどの子供サイズのときは
物を触れなかったはずだ。

だから、
シンを介してトマトジュースを飲む・飲まないでもめていたのに。