拾うな危険!


「うっわ。」

シンは、急に自由になったわが身に
思わずぐらつく。


パンダがいたであろう場所に目をやると、
見慣れた金髪の美少年はいなくなって、





ぼてっと
まんじゅう頭の
小さなテルテルボーズが
落ちていた。





「あ・・・あれ?」
シンが驚いて、
間の抜けた声を出した。


「いてて・・・

 ってーーーーあぁぁぁーーっ!!!」


テルテル坊主姿に戻ったパンダが絶叫。