パンダは基本何も食べないし、
何も飲まない。
ふわりと軽く浮いていて、
シンの頭や肩に乗ってくる。
大きさは子供ぐらいなので、歩く時などは視界の邪魔だとシンは思っている。
金色のくるくるした髪と
ブルーの瞳に白い肌は
やはり、とてもイメージしている『悪魔』には見えなかった。
家を出る時もついてくるので
たまに、シンが一人で喋っているように見られるので
周りに見られることが多々ある。
しかし、
パンダは、周りに変な霊体がいたり
ちょっかいを出してくる光などを
容赦なく追い払うし、
切りつけて拡散したりする。
それが、意外とシンにはありがたかった。
むやみに話しかけられないし、
ついてこられたりしない。

