「名前をつけたら、出てってくれるのか?」 「は? 何いってんの? 名前をつけてくれたら、 ちゃんと、御礼はするよ?」 だったら、出て行ってくれるのが一番なんだが。 「仕方ない。 乗りかかった船だしな・・・。」 シンはあきらめて、目の前のヤツを見つめた。 しかたない、 おとなしく名前をつけて さっさと帰ってもらおう。 ただでさえバイトが見つからなくて 明日も職探しに忙しいから さっさと寝てしまいたい。